釣りの前日はワクワクして眠れない──そんな経験はありませんか?
しかし寝不足のままの運転は重大事故の危険と隣り合わせ。
この記事では、筆者自身の体験をもとに、釣り遠征時の睡眠・仮眠の注意点と居眠り運転を防ぐ実践的な対策を紹介します。

釣りは最高に楽しい時間ですが、遠征の車移動には常に“居眠り運転”という危険が隣り合わせ。私自身が身をもって痛感したからこそ、この記事では 「釣り」「運転」「疲労」「居眠り」 をテーマに、同じような事故を防ぐための兆候と予防策をまとめました。
居眠り運転の危険性
釣りはどうしても朝早く釣りをするために深夜出発することが多く、普段より生活のリズムが大きく崩れてしまいます。それが遠征ともなると長時間の運転で疲れてしまい釣り場に着いた時点で疲れてしまいます。
そして目的の「釣り」をする訳で、楽しい釣りでも体力は消耗していきます。
その状態で運転すると行きより疲労が蓄積しているので居眠りによる事故の危険度はかなり高くなっているのは当然です。
- 釣り遠征の特徴:深夜や早朝の出発が多く、生活リズムが崩れる
- 車移動の長距離化:高速道路・山道を含む長時間運転
- 疲労の蓄積:釣り自体が肉体的にも精神的にもハードで集中力を消耗
- 結果 → 判断力の低下・反応速度の遅れ・重大事故のリスクが発生します。
居眠りの兆候
居眠りには兆候と呼ばれる現象が起きます。
- まばたきが増える/まぶたが重い
- 生あくびが止まらない
- 車線をはみ出す感覚がある
- 信号待ちで意識が飛ぶ瞬間がある

こうした変化は同乗者がいれば気づいて声をかけてもらえますが、ひとりの場合は自分で自覚できるかどうかが大きな分かれ道です。
兆候を自覚できたのであれば、ためらわずに車を停めて仮眠をとるべきです。
しかし一番怖いのは、兆候を自覚できずにそのまま運転を続けてしまうこと。
これは自分だけでなく、同じ道路を走る他のドライバーや歩行者の命まで危険にさらすことになります。
釣りの疲労と長距離移動が重なる遠征では、この“無自覚な居眠り”こそ最大のリスク。ほんの数秒の油断が取り返しのつかない事故につながることを、常に心に留めておきましょう。
「釣りの疲れだから大丈夫」と思い込み始めたときは危険信号です。
最悪な結果:事故を起こした後の後悔と恐怖
あの瞬間の恐怖
釣りの帰り、楽しかった思い出が一瞬で恐怖に変わりました。
「ほんの少し休めばよかった」「眠気を我慢した自分が馬鹿だった」と、ハンドルを握る手が震えたのを覚えています。
ほんの一瞬、まぶたが落ちただけでした。
気づいたときにはハンドルが右に切れており、車はガードレールへ一直線。
“ガシャーン”という音とともに視界が歪み、エアバッグが開いた瞬間の衝撃と焦げた匂い――それが今でも脳裏に焼きついています。
後悔と失ったもの
事故後、まず襲ってきたのは「第三者への被害」「自責の念」と「喪失感」
- 事故直後の不安
事故直後、まず頭をよぎったのは「他の人を巻き込んだかも」という恐怖
実際は単独事故で済んだのは不幸中の幸いですが、もし対向車や歩行者がいたらと思うと背筋が凍ります。 - 大切な車を失ったこと
釣り遠征のたびに共に走ってきた相棒のような車が、事故で廃車。
思い出の詰まった車を失い、金銭的にも大きな打撃を受けました。 - 信用の喪失
家族や仲間に「無事でよかった」と言われながらも、どこかで信頼を失ったような気がして胸が痛みました。

あの時、ほんの10分でも休んでいれば
事故を振り返ってみると、「防げたはずの事故だった」ということ。
釣果に浮かれて無理に帰ろうとせず10分でも仮眠を取っていれば、あんな思いはしなくて済んだ。
釣りは命あってこそ楽しめる。
その当たり前のことを、痛みと共に思い知らされました。
今だから言えること
今は、「眠気を感じたら即停車」を徹底しています。
周りがどう思おうと、眠気を我慢して走り続けるほど愚かなことはありません。
あの事故が教えてくれたのは、「命より優先する釣果などない」という単純な真実です。
居眠りの予防・対策
予防:出発前の十分な睡眠
釣り準備に追われても「睡眠時間の確保」を最優先に。
出発が早くても普段と同じ時間の睡眠を取れるように寝る時間をいつもより早く眠るようにしましょう
釣行の前日までに準備を済ませて最大限、睡眠の時間を確保しましょう
対策:眠気覚ましグッズの活用

飲料、お菓子など眠気を抑えるカフェインや口を動かすことで脳の前頭葉が刺激され、集中力や覚醒度が一時的に高まります。
噛む動作で顔や頭の血流が良くなり、ボーッとした感覚を和らげる働きがあります。
サプリメントも効果的です。
コーヒーやエナジードリンク系はカロリーが多く含まれているものがあるので飲み過ぎに注意です。その点、サプリだと眠気を予防するカフェインに特化したものがあるのでカロリーを気にせずに服用できるので積極的に利用するのもアリです。
対策:仮眠スポットの活用
眠気が襲ってきたら休憩、仮眠をとりましょう
周りに迷惑のかからない道の駅・SA・PAなどを活用して10〜20分の仮眠を取る。
眠気には仮眠が簡単でもっとも効果的です。
効果的な仮眠時間とポイント
⭕️最も効果的な時間
- 15〜20分の仮眠(パワーナップ)
- 脳が軽く休まり、眠気がリセットされやすい
- 深い睡眠に入る前に起きるため、スッキリ目覚められる
❌避けたい時間
- 30〜60分程度の中途半端な仮眠
- 深いノンレム睡眠に入りかける時間帯で起きると「睡眠慣性」が起き、逆に頭がボーッとして反応が鈍くなる
👌しっかり休む場合
- 90分のフルサイクル睡眠
- 睡眠の1サイクル(浅い睡眠〜深い睡眠〜レム睡眠)を終えて起きるので、頭がスッキリしやすい
- ただし長時間停車が必要なので、帰路や長距離遠征の途中で余裕があるときに有効
仮眠を効果的にするコツ
仮眠前にコーヒーやカフェインを含むサプリを飲む
→ カフェインが効き始める20分後に起きると、相乗効果で目覚めがスッキリ。
アイマスクやサンシェードで光を遮断
→ 車内でも眠りやすい環境を作る。
目覚ましは必須
→ 深い眠りに入りすぎるのを防ぐため。
耳栓で雑音をシャット
→ 耳栓を使用すると短時間で質の良い眠りを得られます。
出発前日・眠れない場合の対応策
なかなか寝付けない――そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
私も釣りの前日は気持ちが高ぶって眠りが浅く、2時間眠れたら「よく寝た」と感じるほどです。
前日は朝からカフェインを控えたり、いつもより早起きして体を疲れさせたり、睡眠導入剤を試したりと、いろいろ対策をしてきました。
それでも「明日は釣りに行ける」という高揚感が勝ってしまい、いつも寝不足のまま出発するのが常習化していました。
寝れない要因としては
疲労具合
気持ちの問題
上記2つの要因が大きいと思います。
①疲労具合(出発前日)
眠ることにも、ある意味「力」が必要です。
その力とは“疲労”です。
しっかり体を動かした日ほど、布団に入れば自然と眠りにつけるもの。
逆に、あまり疲れていない日や昼寝をしてしまった日は、なかなか寝付けないことがあります。
つまり、ほどよい疲労こそが質の良い眠りを導く鍵なのです。
②気持ちの問題(出発前日)
これが、私にとって一番の要因だと感じています。
「釣りができる」「新しい場所へ行ける」「新調した道具を試せる」――そうした期待が高まるほど、ワクワクして眠れなくなるのは釣り人なら誰しも経験があるのではないでしょうか。
「大人なんだからそんなにワクワクしないだろう」と思う人もいるかもしれません。
ですが、釣りを生きがいに感じている人にとっては、この“遠足前のような高揚感”こそが日常の原動力であり、同じ悩みを抱えている方も多いはずです。
そのワクワクを抑えて眠るというのは、言葉で言うほど簡単なことではありません。
まとめ
釣り遠征の楽しさは「帰宅するまで」がセット。どんなに良い釣果を得ても、車での居眠り運転事故を起こしてしまえばすべてが台無しです。
事故という悲惨な末路を辿らないためにも予防や対策をとり無事に帰宅してこそ楽しい釣りだったと思えるようにしていくために自身の戒めも込めて今回記事にしてみました。
「眠気を飛ばすのは応急処置」
「命を守る本当の対策は“止まって休むこと”」

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