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【インプレ】瀬戸内 激流アコウ狙いに!スモーキー グルーパーバグ徹底レビュー

ロックフィッシュのワーム、グルーパーバグのインプレ記事のアイキャッチ画像

毎年、新作のワームが販売されているほど加熱しているロックフィッシュゲーム

ショップに行くとロックフィッシュのワームが各社から出ていますが、当ブログの管理人、どぶろー(@doburo78)が溺愛しているワームを紹介していきます。

グルーパーバグの新品が4袋

スミス スモーキー グルーパーバグ 3.5



アコウ初心者の頃はエコギアのバグアンツをメインに使っていていました。その実力は今更語るまでもなく皆さんの知っている通りです。

よく釣れましたが贅沢ながらマンネリとし、周りとは違うワームが欲しいとブラックバス用からチニングのワームまで様々なものを試している中、スモーキーブランドとして辻本ナツ雄ことポッキン氏プロデュースで、ハードロックフィッシュワームが販売されると聞き、手に入れたスミス社のグルーパーバグ

そのスペックや実力は折り紙付きで、今回はその実力の一端を織り交ぜてインプレしてみたいと思います。

まずは評価はコチラ

サイズ
デザイン
カラーバリエーション
耐久性
価格

総合評価 4.8

これまで紹介したインプレの中で最高の評価じゃないでしょうか。

私の中でアコウ狙いになくてはならないワームで、今の私を作り上げてくれたと言っても過言でないほど信用して、他のワームを忘れてもグルバグだけは必ず持っていくほど溺愛しています。

目次

スペック

サイズ:3.5インチ
自重: 約4.8g
入り数:6本入
フックサイズ オフセット#1/0~3/0


1サイズのみの展開で、若干大きめの3.5インチ

自重は見た目より軽く約5g

フックサイズも大きく最大で3/0と嬉しいスペックです。

で、初めて使った日に速攻で釣れました(笑)

始めてのワームでアコウが釣れた

釣りは不思議なもので、使い始めたワームでいきなり釣れると、「おっ、これ効くな!」と一気に信頼感が芽生えます。すると次の釣行でも、自然とそのワームを手に取ってしまうんですよね。だからこそ、「最初の印象」って本当に大事です。

でも逆に、巷で「爆釣ワーム」と評判のものを試しても、なぜか自分だけ釣れないこともあります。「このカラーだけは釣れない」なんて経験、ありませんか? これ、もう“相性”としか言いようがない現象です。

そして厄介なのが、「釣れないから使わない → 使わないから経験値がたまらない → ますます釣れない」という負のループ。こうなると、そのワームはタックルボックスの奥底行きです。

だからこそ、「これは釣れる!」と心から信じられるワームを持っていることが大事なんです。使い始めに結果が出たワームは、もう半ば“お守り”みたいな存在になって、釣行には必ず連れていく一本になります。


次はグルーパーバグの特徴や性能の紹介と実績について書いてみたいと思います。

特徴なデザイン

他にない浮力のあるボディ

グルーパーバグが他社ワームは何が違うのかといえば独創的な中空ボディ

中空の利点といえば比重が軽く、空気を溜め込む空間があるので浮力があるのが最大のメリット

ワームの機能説明の画像
引用
https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html


画像の水色部分は、中空構造になっており、内部に空気を蓄えることができます。
これが水中に入ると、海底に着いていてもその浮力でふわっと持ち上がり、まるで両腕をバンザイしている姿勢に。

潮流を受けるたびに**ユラユラ…**と揺れ動き、まるで生き物のような生命感を演出します。
これは、魚に「食べたい!」と思わせる強力なアピールで、他社製品にはない大きな武器です。

根掛かり激減の秘密

ワームが浮き上がるということは、フックも同時に浮くということ。
その結果、根掛かりのリスクが大幅に減少します。瀬戸内のような岩礁帯や沈み根周りを攻めるロックフィッシュゲームでは、これは本当にありがたい特長です。

細部へのこだわり

触角のように見える2本のパーツは、カーリーテール形状になっています。
これにより、フォール中や着底後でも絶えず魚を誘うアクションを生み出し、食わせのタイミングを逃しません。

こうした細部まで考え抜かれた設計からは、ポッキン氏の鋭い洞察力と経験値がはっきりと伝わってきます。

ちなみに2本のうち、どちらかが千切れた場合は個人的にはワームを新品に交換します。1本より2本の方がアピール力があるのと、フォール時のバランスを考えると交換が無難です。

リブ構造のボディ

このワームにはボディの外殻には多くのリブ(あばらまたは肋骨)が設けられており、特徴的な見た目をしたワームです。

リブには意味があり、空気を纏うことが出来る、潮の抵抗を受けやすい、抵抗によりフォールスピードが遅くなるなどメリットがあります。

出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html

特に私が気に入っているのは、複数のリブによる適度な水の抵抗です。

これによりアクションを加える際に適度なリブによる抵抗がリフトの高さを調整しやすくなります。

リフトの高さが変われば、フォール時間や流される距離も変化します。そのため、グルーパーバグは私にとって手放せない存在のひとつとなっています。


利点はまだあります。

フックサイズ3/0

リブがあることでフックポイントがリブに隠すことができ、根に触れて針先が鈍る、根掛かりにくいといったことが少なくなります。小さなことですがよく考えられています。

エビをデフォルメしつつ一つ一つにパーツに意味を持たせている考えられたワームだと感心させられます。

中空ボディによるフッキング性能

脅威のフッキング性能

中空ボディに関しては上記で説明しましたが、副次効果によるフッキング性能について語ってみます。

まずはコチラの画像をご覧ください。

アコウの上顎にフッキングしたフックとグルバグ

アコウの上顎にがっちり掛かったフックと、カタカナの「レ」の字のように折れ曲がったグルバグ
この姿を見れば、なぜこのワームが“バラしにくい”のか、一目で伝わるはずです。

グルーバグは、甲殻類を模したリアルなフォルムと、一見厚みのあるボディが特徴です。
しかし実際には、内部が中空構造になっていて、軽く指でつまむだけでも潰れてしまうほど薄く設計されています。

この構造こそがキモ

フッキングの瞬間、ワームがスムーズに折れ曲がり、フックのゲイプ幅を最大限に活かせるのです。
その結果、硬い上顎にもワームの抵抗なくフッキングパワーがダイレクトに伝わる

だから、掛けた魚を逃しにくい。まさに「掛けたら獲る」ためのワームと言えるでしょう。

真鯛の上顎に深く刺さったフック
バレないほど深くフッキングしたフック

ヒット率の低いアコウゲームの貴重なバイトは、少しでもフッキングの成功させやすいワームを使うのもひとつの手でもあります。

使用フックについて

公式ではオフセットフックの場合、#1/0〜3/0と選択に自由があります。

全てのサイズで使ってみた結果、2/03/0がベストです。

2/0と3/0、どちらでも使えるなら大きいサイズをオススメします。

理由としては単純にフックサイズが上がるとフックの径が太くなるので、ランカーが来ても伸ばされる心配がなくファイトに集中できるので3/0がオススメ

フックメーカー

数あるフックの中で使っているのは2つのメーカーを使い分けています。

ジャングルジム ダンプロッカー&リングロッカーシリーズ

小さい3番から最大3/0まで幅広いラインナップに全シリーズに対して太軸のシャンクでランカー狙いには伸ばされる心配がないので安心して使用できます。

土肥富 ロックオフセット ZH-40

使い始めて間もないフックですがメインのフックとして活躍してくれています。

サイズは#3〜4/0とバリエーションが多く、2/0〜4/0の3サイズがメイン

グルーパーバグに使うなら3/0ではなく最大サイズの4/0がオススメです。

理由は上で書いているように大きくても支障はなく、太軸によるフッキングのパワーロスもフッ素加工による優れた貫通性はアコウの顎を確実に貫きます。


フックに関しては別途記事にしています。

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カラーバリエーション

カラーも魅力的なラインナップなグルーパーバグ

発売当初でも有効なカラーが揃っていましたが翌年にはマイナーチェンジとカラーの追加があり、様々な状況に対応できる隙のないカラーバリエーションになりました。

アピール系

「ピンキーオレンジ」「オレンジ・ゴールドフレーク」「オレンジイエロー」「ライムイエローレッド」「FTシュリンプ」

ナチュラル系

「ウォーターメロンペッパー」「グリーンスパークル」「スモーク・レッドフレーク」

中間色

「ブラウンシュリンプ」「モルトシュリンプR」

ラメ系

「ホログラムスパークル」「スキンピンクホロ」「クリアー・レッドフレーク」「レッド・ゴールドフレーク」


上記は公式ではなく個人的にカテゴリしたものになります。
主観が含まれますので参考程度に思っていてください。


14色の魅力的なカラー展開で悩むところですが、悩みだすとドツボにハマるので個人的には使うカラーはある程度、絞るのが有効的です。

どぶろーオススメ厳選5カラー

ピンキーオレンジ
出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html
オレンジ・ゴールドフレーク
出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html
グリーンスパークル
出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html
ブラウンシュリンプ
出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html
モルトシュリンプR
出典:https://www.smith.jp/product/salt/grouperbug/grouperbug.html
  • アピールの暖色系が2色、ナチュラル1色、中間色2色
  • 活性が良いのならピンキーオレンジさえあれば釣りは可能で、問題なく釣れます。
  • 数釣れるなら同じアピール系のオレンジゴールドフレークを目先を変えてスレを遅らせます。
  • グリーンスパークルはナチュラル系として王道のカラー、このカラーで反応がない時は低活性と判断して潔くポイントを変えます。
  • ピンキーオレンジで反応がなければ、シルエット重視の茶色のブラウンシュリンプが効果的
  • 青味がかったモルトシュリンプは変化球で、他のカラーで反応がない時に使うと思わぬ反応があります。

  • 発色の良いピンクには反応しない警戒心の強い個体に目立ちすぎず、地味すぎない中間色の茶系は、あまり使われにくいカラーでスレていないのか良く釣れます。

  • 「1色だけ使うならどれ?」と聞かれればアピール系より中間色のブラウンシュリンプです。

地域や個人の好みのあるので色々なカラーを試してみて、自分なりの自信のあるカラーを見つけるのも面白いのではないでしょうか?

グルバグの華々しい釣果

グルバグをメインに使うようになってから劇的に釣れるようになりました。

釣りの腕が上がったのも確かなんですが、グルバグの能力の高さに救われた割合は多く、他のワームを使っていれば、これだけ釣れていたか疑問に思ったりします。

飲み込まれたグルーパーバグ
斜めに撮影された地面にメジャーをおいて横たわる50センチのキジハタ
50ジャストのアコウ

グルーパーバグ様々です。

欠点

ここまでメリットばかり書いてみましたが敢えてグルバグの欠点を考えてみました。

全然思いつかないんですよコレが(笑)

釣れる→問題なし
値段→安い
カラーバリエーション→魅力的
耐久性→なにそれ?

アレ?最強じゃね?

まとめ

いかがでしたか
スミスから販売している優秀過ぎる最強ロックフィッシュワーム、グルーパーバグ

砂浜に3匹のアコウを並べて撮影
3匹とも撮影後にリリース


瀬戸内海の激流下でアコウ・キジハタを狙うなら、グルーパーバグは絶対に外せない一匹です。
その浮力を活かした独自アクションは、激流に潜むターゲットにダイレクトに届きます。

潮の流れやベイトの状況に合わせてカラーを切り替え、テキサス・フリーリグ・直リグなどあらゆるリグで攻めてみてください。きっとこのワームのポテンシャルを存分に感じられるはずです。

まだ知名度こそ高くないものの、実力は折り紙付き。これまで数えきれないほどのフィールドで、様々な魚との出会いを生んでくれました。
使い込むほどに見える景色が変わり、新たな発見へと導いてくれる――そんなワームです。

次の釣行は、ぜひグルーパーバグをタックルボックスに忍ばせてください。
そして瀬戸内の潮に乗せ、激流のその先にいる“あの一匹”と出会いに行きましょう。

では!

ロックフィッシュのワーム、グルーパーバグのインプレ記事のアイキャッチ画像

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