HRF SX GR80MMHBを買ってみた

「軽いリグを扱えるのに、掛けてからはしっかり強い」
そんなロックフィッシュロッドを探していて、私が選んだのがダイワの「HRF SX GR80MMHB」です。
実際に瀬戸内のアコウ釣りで使ってみると、初フィッシュはいきなり47cm。
まだ使い込み始めた段階ではありますが、3.5〜14g前後のリグを使ったときのキャスト性能や、独特の「先軽感」、8ftならではの操作性など、かなり気に入っている部分が見えてきました。
この記事では、実釣記録よりも「実際に使ってみて、このロッドはどんなロッドなのか」という部分を中心にインプレします。
HRF SX GR80MMHBを選んだ理由

HRF SX GRは、ダイワのハタゲーム専用ロッド。
「GR」はグルーパー(Grouper)の略で、キジハタやオオモンハタ、アカハタなどのハタ類をターゲットにしたシリーズです。
ベイトモデル3機種、スピニングモデル1機種がラインナップされていますが、私が選んだのは「GR80MMHB」。
同年発売のロックライバー7Gも候補に入れていましたが、瀬戸内で軽めのリグを使いながら堤防からアコウを狙うなら、GR80MMHBが面白いと大阪フィッシングショーで開発者の大玉氏に勧めてもらったのが決め手でした。
GR80MMHBの特徴を簡単に言えば、
「軽いリグを扱える繊細さ」と「大型魚を止める強さ」
このバランスです。
Mパワーの穂先にMHクラスのバットを組み合わせることで、軽めのリグを細かく操作しながら、魚を掛けた後はしっかりと寄せられる。
瀬戸内の堤防アコウを狙う自分の釣りには、このバランスがかなり魅力的に感じました。
同クラスのロッド。メジャークラフト ロックライバー7G832Hのインプレ記事も書いています。
えぇ、買いましたとも。買う予定なかったんですけど(笑)

HRF SX GR80MMHBのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全長 | 8ft(2.44m) |
| 継数 | 2本 |
| 自重 | 148g |
| パワー | MMHB |
| ルアー | 5〜28g |
| 適合PE | 1〜2号 |
| 穂先 | チューブラー |
8ftで自重148g。
数字だけ見るとエギングロッドにも近いスペックですが、実際に使ってみるとキャラクターはしっかりロックフィッシュ寄りです。
特に使いやすいと感じたのが、堤防や石波止などで、軽めのリグを使ってボトムを探る釣り。
「とにかく遠くへ投げる」というより、
- 「狙った場所へリグを入れる」
- 「ボトムを感じる」
- 「地形の変化を探る」
- 「リグを細かく操作する」
という釣りで使いやすいロッドだと感じています。
キャスト性能|軽めのリグが気持ちよく飛ぶ

まず気に入っているのが、キャストのしやすさです。
9ftクラスのロングロッドと比べれば飛距離では不利ですが、8ft前後のロッドとしてはかなり投げやすい。
ベイトロッドはリリースタイミングがシビアなものもありますが、GR80MMHBはティップがしっかり曲がってくれるので、多少タイミングがズレてもロッドが仕事をしてくれます。
私の感覚では、
「ロッドに仕事をさせるだけで、あとは勝手に飛んでいく」
そんなキャストフィールです。
5〜14gくらいが特に扱いやすい
実際に使っていて気持ちよかったのは、5〜14g程度のテキサスリグやフリーリグ。
カタログ上のルアー重量は5〜28gですが、瀬戸内の堤防で軽めのリグを使ってアコウを狙うなら、このあたりが特に使いやすいと感じています。
キャストが上手なら3.5gも全然扱えるので活性の低い時に軽いものも投げられると言うのはいざという時に役立ちます。それでも基本は5gから。
瀬戸内のアコウ釣りでは、単純に「遠くへ飛ばせばいい」というわけではありません。
潮の流れの中で、狙ったボトムへリグを送り込み、地形の変化を探していく。
その意味でも、8ftというレングスはかなり扱いやすいと感じました。
感度|この「先軽感」がかなり好き

アコウ釣りでは、魚のアタリだけでなく、ボトムの変化を感じ取ることも重要です。
石なのか、砂なのか、海藻なのか。
リグを動かしながら地形の変化を探し、魚が付きそうな場所を絞っていきます。
GR80MMHBを使って特に印象的だったのが、物理的な軽さからくる「先軽感」です。
実際に持ってみるとティップ側がかなり軽く感じられ、そのおかげで小さな荷重変化も感じ取りやすい。
単純に「アタリが分かりやすい」というだけではなく、
「アタリが出る場所を探しやすい」
というのが、このロッドを使っていて面白いところ。
ボトムを感じながら、地形の変化を探していく釣りとの相性がかなり良いです。
ロッドバランスはトップレベルの仕上がり

自重は148g
近年のロッドとしては驚くような軽さではありません。
これはロッドのバランスを考え、あえてロッドエンド周辺のブランクスを太くして先重り感を軽減させるために設計された結果(自重)です。
グリップエンドにバランサーを入れて極端なバランスを狙わず、リア全体を肉厚にすることで満遍なく重心を散らすことで自然とティップが上を向きアングラーのアクションの邪魔をしない最適化されたバランスです。
先軽感に繋がる計算された設計を垣間見れます。
実釣インプレ|初フィッシュは47cm
実際の釣りでも、このロッドの特徴を感じる場面がありました。

某エリアで行われたロックフィッシュ講習会に参加した際、夕まずめに潮の流れが変わったタイミングで、それまで感じにくかったボトムの障害物が「ゴトゴト」と伝わってきました。
そこで障害物をかわしながらリグをズル引きしていると、
「コツン」
明確なアタリ。
合わせてフッキングすると、魚の引きから良型であることが分かりました。
周囲に人も多かったため一気に寄せ、最終的にはそのまま抜き上げ。
測ってみると、

「47cm。」
GR80MMHBの初フィッシュが、まさかの47cmでした。
まだ使い始めたばかりのロッドだっただけに、このサイズを掛けてもパワー不足を感じなかったのは好印象でした。
ちなみにこのイベントで最長の大きさ釣ったーと自慢しようとした矢先に別のアングラーがランカーを釣られたようで・・・おめでとうございます・・・
しまなみのシャローでも使用
別日、しまなみのシャローでも使用。
点在するシモリにリグをコンタクトさせ、シモリを抜けたところで「コツッ」。
小さなアタリでしたが、アコウだと分かるくらい明確に伝わってきました。



8ftの取り回しの良さと先軽感のおかげで、シャローでもリグを細かく操作しやすい。
堤防だけでなく、シモリが点在するシャローのロックフィッシュゲームでも使いやすいロッドだと感じました。
使って感じたGR80MMHBのメリット
最大のメリットはロッドバランスによる先軽感。
ティップが軽く感じれることでアクションを加える際に軽く動かすだけで「スッ」と自然にロッドが反応してくれるので何度もアクションするロックフィッシュにおいては地味ながら強力な武器です。
またロッドバランスの良さは集中のしやすさにも繋がり、違和感も感じやすくなります。
デメリット・気になったところ
激流で重いリグを使ったり、磯から遠投してモンスターサイズを狙ったりするなら、もっとパワーやレングスのあるロッドの方が適しています。
逆に、
- 「堤防や石波止で軽めのリグを使う」
- 「ボトムの変化を感じながらアコウを探す」
- 「リグを細かく操作して魚を誘う」
という釣りなら、GR80MMHBの良さが出やすいと思います。
HRF SX GR80MMHBはこんな人におすすめ
- 堤防や石波止でアコウを狙いたい
- 3.5〜14g程度のフリーリグやテキサスを多用する
- ボトムの変化を感じながら釣りたい
- リグを細かく操作して魚を誘いたい
- 8ft前後の取り回しの良いベイトロッドが欲しい
- 軽さと大型魚への対応力を両立したい
反対に、
- 飛距離を最優先したい
- 激流で重いリグを操作することが多い
- 磯から重量級リグで大型魚を狙いたい
という場合は、同シリーズのGR85やロックライバー7G882XHなどを検討した方がいいでしょう。

アコウだけで終わらせるのはもったいない?

個人的には、アコウ専用で終わらせるのは少しもったいないと感じています。
8ftで取り回しが良く、5〜28gのルアーに対応しているので、3号のエギ(約15g)から3.5号(約19g)とルアーウエイト的にも使いやすく、またGRシリーズのロッドアクションは瀬戸内ならエギングなど別の釣りにも応用しやすい。
もちろん、あくまでロックフィッシュロッドなので、エギング専用ロッドとして考えるものではありません。
ただ、
「アコウをメインにしつつ、ほかの釣りでも遊べる」
という使い方なら、十分楽しめるロッドだと思います。
まとめ|GR80MMHBは「軽く、細かく、でも強い」

HRF SX GR80MMHBを使い始めて、まだ10回程度。
それでも、実際にアコウを釣ってみて、このロッドの方向性はかなり見えてきました。
軽いリグを投げて、ボトムの変化を感じる。
リグを細かく動かして魚を誘い、食わせたらMHクラスのバットでしっかり魚を止める。
この「繊細さ」と「強さ」のバランスが、GR80MMHBの一番の魅力だと感じています。
瀬戸内の堤防や石波止で、軽めのリグを使ってアコウをテクニカルに狙う。
そんな釣りが好きなら、かなり面白いロッドです。
また、GRシリーズは同年に発売されたロックライバーシリーズと単純に比較するべきものでもありません。
どちらもロックフィッシュを狙うためのロッドですが、実際に使ってみると、狙い方や操作感に対する考え方が違うことを感じます。

「同じロックフィッシュロッドでも、こういう完成形があるのか」と、GR80MMHBを使って改めて感じさせられました。
そして、実際に使い込んでみて感じたのは、GR80MMHBは単に「強いロッド」でも「軽いリグを扱えるロッド」でもないということです。
軽いリグを繊細に扱い、ボトムを感じながら魚との距離を縮めていく。
その一連の釣りを一本で楽しめるところに、GR80MMHBならではの面白さがあると感じています。
「軽く、細かく、でも強い。」
この言葉が、私にとってのHRF SX GR80MMHBを一番よく表していると思います。
瀬戸内で軽めのリグを使ったアコウゲームを楽しみたい方なら、一度手に取ってみてほしいロッドです。
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