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根ズレを制す者がロックを制す。バリバス アブソルート BBM実釣インプレ

アコウやオオモンハタ、アカハタなどのハードロックフィッシュゲームにおいて、根ズレによるラインブレイクは避けて通れないリスクです。

40cmを超えるロックフィッシュの突っ込みは凄まじく、いくら高性能なロッドやリールを使っていても、ショックリーダーの選択を誤れば一瞬でラインブレイクに繋がってしまいます。

ブレイクを防ぐには、強靭かつ扱いやすいリーダーを選ぶことが、確実に魚を手にするための重要な要素となります。

まず結論から言うと、オススメはこちら↓

バリバス アブソルート BBM

目次

アブソルート BBMとは?

スペック

  • メーカー: VARIVAS
  • タイプ: ナイロンライン
  • 対象魚種: ブラックバス(ビッグベイト向け)
  • ラインナップ:16-40lb(6種展開)

主な特徴

  • 耐摩耗性を高めるVEP製法
  • ナイロンでありながら高比重&低伸度設計
  • しなやかさと粘りでフッキングをサポート
  • 150m巻きでコスパ抜群

ショックリーダーに「アブソルート BBM」?

求めたのは低伸度、コスパの良さ

筆者はアコウ・アカハタ・ヒラスズキなど近海のロックフィッシュに愛用。リーダーを組むのにに3mずつ結び直すため、50m巻きではすぐに無くなりコスパが悪く感じ、80m、100m巻き以上のリーダーを探していて見つけたのがアブソルートBBMを使い始めたきっかけです。

リーダーの消費を考えながら釣りをするのは楽しくないですからね

そんな時に見つけたのが「バリバス アブソルート BBM」

スプールバンドは別売り

ロックフィッシュゲームは「根」をタイトに攻める釣りゆえに、ショックリーダーは常に岩や障害物に擦れ続ける過酷な状況にさらされています。釣行を重ねるごとにリーダーは確実にダメージを受け、根掛かりなどで結び直す機会も多く、消耗は避けられません。

そんな中で、150mという大容量でありながら約1,300円というコストパフォーマンスの高さは、アブソルート BBMの大きな魅力のひとつ。傷んだリーダーを躊躇なくカット&交換できる安心感は、結果としてラインブレイクのリスクを減らし、万が一の大物にも余裕を持って対応できます。

ロックフィッシュ狙いでBBMは?

注目すべきは、アブソルートBBMの圧倒的な耐摩耗性能です。

一般的なナイロンリーダーは、根に擦れた瞬間に表面がザラつき、時には一瞬でラインが切れてしまうこともあります。こうしたリスクの高さが、根ズレに強いフロロリーダーを選ぶアングラーが多い理由のひとつと言えるでしょう。

しかし、BBMはその常識を覆します

フロロラインのように、表面が裂けるように徐々に削れていく特性を持ち、急な破断を防いでくれます。この「裂けながらも粘る」性能のおかげで、ナイロン特有の弱点であった突然のラインブレイクを大幅に軽減し、根ズレによるトラブルを最小限に抑えることができるのです。

まさしくロックフィッシュを狙うのに必要なスペックを盛り込んだ性能のライン、それがアブソルートBBMです。

【インプレ】アブソルート BBMを使う4つのメリット

根ズレに強いナイロン
VEP製法により、テトラやゴロタでも安心。ナイロン=根ズレに弱いという常識を覆すタフさ。

しなやかで粘るショック吸収性
大型ロックフィッシュの突っ込みにも柔軟に対応し、ラインブレイクを軽減。抜き上げ時も安心。

沈むナイロン&高感度
ほどよい比重・低伸度設計で沈みやすく感度も良好。ナイロン特有のフワつきが気になる人におすすめ。

コスパ抜群の150m巻き
25lbで150m巻き、実売1,150〜1,300円。3mずつ使っても約50回取れ、交換も気兼ねなく行えるコスパの良さ

いくらコスパが良くても、性能が伴わないリーダーでは意味がありません。
その点、高品質かつ低伸度のラインを手頃な価格で購入できるのは、大きな安心材料になります。

【比較】ナイロン vs フロロ、リーダーとしての違いとは?

多くのアングラーがフロロリーダーを選ぶ最大の理由は「根ズレに強い」こと。
確かに岩場やテトラ帯などのハードなポイントでは、その特性が大きなアドバンテージになります。

ただし、フロロは硬く伸びが少ないため、魚の突っ込みに対して柔軟にいなせない一面もあります。さらに、硬さゆえにラインシステムを組む際にはしっかりと締め込まないと、すっぽ抜けが起こることも。

もし仮に「根ズレに弱いフロロリーダー」が存在するとしたら、リーダーとして選ぶ人はほとんどいないのではないでしょうか。

一方ナイロンは伸び・しなやかさが武器ですが、
「沈みにくい」「感度が鈍い」「劣化しやすい」などの弱点もあります。

そこで登場するのが、ナイロンとフロロの“中間”的な性能を持つアブソルート BBMです。

ナイロンの特性とフロロのデメリットがうまい具合に打ち消し合ってフロロのような耐摩耗性、ナイロンとフロロの中間ぐらいの張りのあるライン、適度に伸びるラインはタックル全体のバランサーとしてアングラーに掛かる負荷の軽減をしてくれます。

【比較】GT-R ULTRAとの違いとBBMの優位性

「GT-R ULTRA」も非常に人気のあるナイロンライン。実際にリーダーとして使ってみましたが、以下の点が気になりました。

伸びが大きい
 →フッキングパワーが逃げやすい
感度が低い
 →ロックの繊細なアタリを取りづらい
紫外線・吸水劣化が早い
 →沖磯などでの耐久性に不安


これらはナイロンの性質でもありますが、ロックフィッシュではデメリットが目立つ気がします。

個人的にはシーバスやライトショアジギなど巻いてカウンターでヒットする巻きの釣りにGT-Rの真価が発揮できるシチュエーションだと感じます。

まとめ
アブソルート BBMをリーダーに使う価値

「フロロほど硬くない。でも普通のナイロンより断然強い」
そんな絶妙なバランスを持ったラインが、バリバス アブソルート BBMです。

アブソルート BBMを実際にハードロックフィッシュゲームで使用してみて、正直、ここまで安心感を得られるナイロンリーダーは初めてです。根の荒いフィールドでも臆することなく攻めきれる耐摩耗性と、ナイロンならではの扱いやすさ・しなやかさは、テトラ帯や磯場での難所の釣りをストレスなく快適にしてくれます。

もちろん、状況によってはフロロリーダーの硬さや感度が必要な場面もありますが、ナイロン=弱いというイメージを覆すポテンシャルをBBMは持っています

これからリーダー選びに悩んでいる方や、ナイロンリーダーを敬遠していた方には、ぜひ一度このアブソルート BBMを手に取って試してみてほしいと思います。フィールドに応じたライン選びの幅が広がり、より自分らしいロックフィッシュゲームを組み立てられるはずです。

リーダー選びに迷っている方、いつも同じリーダーを使っている方、ぜひ一度使ってみてください。
きっと、ナイロンリーダーに対するイメージが変わるはずです。

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